対教師暴力

2009年11月06日 23:22

とある中学校で対教師暴力があったそうです。
教師に対する暴力はいろいろと考えさせられます。
授業崩壊という言葉が世に出てきて数年が経ち、今や逆に聞かなくなってきてますが、だからといって生徒と教師との関係が以前よりも円滑になっているのかというと、実はそうでもないのではないでしょうか。
どことなく、機械的にロボットを育てるような教育、上からのトップダウンに『全員右へならえ』の教育が大半を占めているような気もします。
勿論、心の通った学級を経営し心のこもった授業を展開し心をさらけ出す教師も多いと思うし、それに呼応している生徒も多くいると思います。
だから一概にメディアに流されるような感覚で学校を見てはいけないと思います。

さて、そんな中で起こった対教師暴力の事件。
やっぱり「暴力」は許してはアカンと思います。
いかなる理由があれ暴力を許してしまうと後戻りができません。
すべてが雪崩現象を起こすかのように崩れていくでしょう。

ですがアカンとは思うんですが、生徒の側も手を出すまで行くにはよっぽどの事情があったのでしょう。
何がその生徒をそこまで追いつめたのでしょうか。

原因。
たくさんあると思います。
勉強や受験、進路。
友だち関係。
家族や姉妹兄弟。
恋愛。
クラブ活動。
先輩後輩関係。
趣味。
先生との人間関係。
こうしてみると中学生って本当に多感な時期を過ごしていますね。
小学生でもなく、高校生でもない。
ままごとでもなく、青春でもない。
体は大人で気持ちは子ども?
体が子どもで気持ちが大人?

複雑です。

でも、やっぱり暴力は許せません。
速やかに謝罪と反省を済ませて、「これから何に気をつけて行動するのか」を宣言してもらいたいです。

一方で教師の方はどうだったのでしょうか。

教師の対応は迅速だったのでしょうか。
近くにいたのなら近くにいた教師たちは何をしていたのでしょうか。
危機一髪で止めることはできなかったのでしょうか。
殺気立った感覚を覚えられなかったのでしょうか。
生徒の動きをしっかりと見ていたのでしょうか。
また、しかも、それらを「愛情」を持って…。
愛情を持っていれば、止めたでしょう。
殺気を感じたでしょう。
しっかりと見ていたでしょう。
生徒の将来を考えた行動はとっていたのでしょうか。
周囲の生徒たちには何を言い聞かせたのでしょうか。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)はきちんとできたのでしょうか。
平和ぼけしていなかったでしょうか。
事後処理で管理職やら生徒指導やらを呼ぶことを迅速に行えたでしょうか。
そして何より、その暴力をうけた教師の体は大丈夫だったのでしょうか。

そうなのです。
暴力は「手を出す方」と「手を出される方」の両方を苦しめます。
さらに生徒と教師であれ、「手を出される方」はさらに苦しみます。何故?

・体が痛いのと
・心が痛いから。

体が痛いのは、暴力を受けたのだから当然です。
心が痛いのは、「相手に手を出させてしまった」とか「この後、あの生徒はどうなってしまうのか」とかに悩まされるからです。
教師が真面目であれば真面目である程、この痛みは増します。
むしろ、このことの方が後々ずっと響いてきます。

さて、そんな事件があったその中学校。
これからどうなるのか、気になるところです。


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